コラム

檀家との連絡をLINEにしたら何が変わったか — 電話だけの寺務をやめた住職の記録

檀家との連絡をLINEに変えると、お寺の電話対応や「言った・言わない」はどう変わるのか。葬儀以外の電話が減り、記録を見返せるようになった導入後の変化と、檀家に無理なく広げた方法を住職の実体験から紹介します。

夕ご飯を食べているときに電話が鳴る。

「お葬儀の連絡かな」「おじいちゃんが亡くなったのかな」と、ドキドキしながら出る。そういう経験、住職であれば一度はあるのではないでしょうか。

私も長い間そうでした。

檀家との電話でのやりとりが生む「言った・言わない」

電話でのコミュニケーションには、便利さの一方でリスクがあります。

法要の日程を電話で調整していると、「そんな日に決まってたっけ?」「別の日だと思ってた」というすれ違いが起きます。記録が残らないため、どちらが正しかったのかを後から確認する方法がありません。

チャット形式のツールに切り替えてからは、この「言った・言わない」が起きなくなりました。すべて文字で残っているので、後から見返せる。前回のやりとりを引き継いで話を続けられる。それだけで、日々のやりとりのストレスが大きく減りました。

葬儀以外の電話が格段に減った

チャットでの連絡を導入してから、葬儀以外の電話がかなり減りました。

「明日のお参り、用事があるのでお休みします」「法要の時間、少し変えてもらえますか?」そういった連絡がチャットに移行することで、電話が来るときは「急ぎか、重要なことだ」という認識が自然に共有されるようになりました。

夕ご飯を平穏に食べられるようになった、というのは笑い話のようですが、これは住職の生活の質に関わる、本当の話です。

檀家さんは思っているより使ってくれる

「うちの檀家さんはチャットなんて使わないんじゃないか」と感じる方もいるかもしれません。

私のお寺で導入した当初、チャットで連絡してくれる方は4件に1件ほどでした。しかし今では、5件に4件がチャットで連絡してくれるようになっています。特別な案内をしたわけではなく、じわじわと広がっていきました。

中には電話の方がいいという方もいます。それはそれでかまいません。ただ、選択肢を用意しておくだけで、自然と使いやすい方に移っていきます

檀家名簿とつながっているから、確認の手間がない

てらっとには、檀家・門徒とやりとりするためのトーク機能があります。

ふつうのチャットアプリと違うのは、連絡をとった相手と台帳の門徒さんが紐づいていることです。「この方は誰の家の方だったかな」と過去帳や住所録を調べ直す必要がありません。やりとりの画面から、そのままご家族の情報や次の年回忌を確認できます。

連絡先を別のアプリで管理していると、名前だけでは誰なのか分からなくなります。台帳と同じ場所に連絡がある。これがいちばんの違いです。


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